会長挨拶

会長挨拶

令和の時代を迎え7年。我が国の社会は、エネルギー・資源・食料の制約や、少子高齢化・人口減少などの課題、気候変動による災害の激甚化といった様々な構造的問題を抱えている。

経済面においても、総合経済対策の効果が下支えとなって個人消費が増加し、企業の設備投資も堅調な動きが継続するなど民間需要主導の経済成長となることが期待されているが、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動等に大きく左右される可能性があり、先行きは読めない。

それらに伴う地域社会・地域経済の疲弊は顕著であり、中小企業経営に与える影響も大きい。

しかし俯いてはならない。

今後時代の中核を担っていかなければならない我々青年世代の消沈は、地域社会・地域経済の衰退を加速させる。

我々青年世代が次の時代を支えていく。その認識と覚悟を持って、どんなに困難な情勢であろうと明るく果敢に、肯定的に時代に立ち向かい、地域の活力の源となる存在とならなければならない。

それは県下の商工会青年部員一人ひとりに与えられた使命として捉えてほしい。

「誰かが」ではなく、「自分が」。大船の一兵卒ではなく、一人ひとりが主人公であり地域を牽引するリーダーである。その意識を持って、創造力と行動力を活かし、地域社会・地域経済の未来のために邁進しよう。

小さくとも一人ひとりがそれぞれに想いや情熱を持って行動し、それらを合わせていくことで、やがて大きな活力となり、地域社会・地域経済を支えていく。

そう信じて行った行動は、必ずしも自分達の望むような結果を伴うものではないかもしれない。

しかし、想いや情熱を持って行動することに意味があり、価値がある。

その行為と過程、それこそが我々商工会青年部の存在証明である。

時代の変革期において、我々が時代を突き動かす原動力となろう。

新しい時代へ向かう推進力になろう。

かけがえのない人たちと、かけがえのない地域のために。

スローガン

Be brave,Impulse! ~時代を担う気概を持って勇敢に~

重点目標

1.創造力と行動力の強化

2.組織活性化の推進

3.福祉・教育に資する活動の増進

4.協力体制の充実(単会の垣根を超えた協力体制の構築)

5.情報共有の強化(各単会・各地域における実情や問題点の共有)

本年度事業

1.組織強化活動の推進

  青年部組織の強化、部員意識の高揚を図るため、次の事業を推進する。

(1)部員増強運動の実施

(2)青年部間の連携強化、情報共有

(3)組織財政強化に向けた協議、共済事業(商工貯蓄・福祉共済・商工会カード)への協力

(4)商工会青年部手帳の全部員配布と必携化の推進

(5)委員会組織の運営による事業推進強化

(6)災害対策マニュアルの充実

2.提案公募型事業(元気な商工会地域づくり支援事業)の推進

青年部が考える先進的・独創的な地域づくりを提案し、地域活性化に資する事業を実施する。

3.研修事業の充実

  青年部指導者、青年経営者としての資質向上を図るため、次の事業を実施する。

(1)商工会青年部主張発表ブロック大会並びに県大会の実施

(2)商工会青年部ゼミナールの開催

(3)商工会青年部長研修会の開催

(4)中部ブロック連絡協議会交流研修会への参加(愛知県)

(5)宮城県青連との交流研修会の開催(富山県)

(6)全青連リーダー研修会への参加

4.若手後継者等育成事業の実施

  資質向上対策事業を中心とした補助事業を企画し効果的に実施する。

5.総合振興事業の推進

    地域活性化を目指して、まちづくり等の推進に積極的な役割を担う。

(1)社会一般の福祉の増進に資する事業の実施

(2)功労者等への表彰の実施

6.親睦事業の実施

    部員相互の親睦と団結を図り、健康づくりに努める。

(1)レクリエーション事業の開催

(2)青年部対抗ゴルフ大会の開催

7.調査・研究活動事業の実施

青年部活動を強化・前進させるために、各種の調査・研究等を行う。 

(1)商工会青年部実態調査の実施

(2)商工会並びに商工会連合会が行う調査等への協力

(3)商工会青年部の要望事項等の集約

(4)外部団体会議等への積極的な参加

8.広報活動の推進

青年部活動の活発化と情報提供を目的に、次の広報活動を行う。

(1)ホームページ、Facebookによる情報発信

(2)県青連機関誌『祥光』の発行

(3)県連機関誌『商工会とやま』の活用

9.会議等の開催・出席

    県青連の運営に関して会議等を開催すると同時に、各種の会議に出席する。

(1)富山県商工会青年部連合会関係

   ①通常総会

   ②役員会(正副会長会議、理事会、監事会)

   ③研修委員会、広報委員会

   ④北陸三県正副会長会議(石川県)

   ⑤中部ブロック商工会青年部連絡協議会総会・役員会

   ⑥全青連関係会議

(2)富山県商工会連合会関係

      ①商工会連合会通常総会並びに臨時総会

      ②商工会連合会理事会

      ③その他

10.商工会連合会、全青連等各種事業への参加・協力

(1)商工会青年部全国大会(岩手県)

(2)商工会連合会が行う事業等への参加・協力

(3)全国統一「“絆”感謝運動」「100円玉募金」事業の実施

(4)青年部員・青年部実態調査への協力

11.ビジネスコミュニティ型事業の推進

  40歳以下の地域の若手・女性経営者等のグループによる、地域の雇用や経営者の資質向上、及び生産性の向上と持続的発展、自然災害への対策等を目的に実施する取組を支援するビジネスコミュニティ型補助金を活用し、積極的に事業推進する。

令和7年4月

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