会長挨拶

会長挨拶

 世界中で猛威を振るった新型コロナウィルスの感染拡大から3年が経過した。社会・経済は大きな打撃を受け、私たちを取り巻く環境は激変した。今まで当たり前だったことが当たり前ではなくなったこの3年間。加えて、ロシアによるウクライナ侵攻が原油高を加速させ、様々な物価上昇に歯止めが効かなくなっている。私たち中小・小規模事業者にとっては経験したことのない大変厳しい時代だということは言うまでもない。しかしながら、いつの時代においても私たち商工会青年部は常に前を向き、率先し歩み続けてきた。先が見えない不確かな時代であっても、目の前で起こる様々な変化に対応できる【多様性】を身に付けなければならない。今の私たちにできること、やらなければいけないことを真剣に考え行動を起こし、未来を担う者たちに繋いでいく。

 私たち商工会青年部は、時代の変遷と共に何を学び何が必要なのかを考え、若き経済人として人間力の向上や、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力を身に付け、自己成長や自社の発展に努めてきた。一方、コロナ禍で急激なデジタル化が進み、人との繋がりが希薄になり、心と心を通わせた関係性が乏しくなっている。今こそ一人ひとりが手を取り合い、【絆】を大切にして行動することが重要である。共に戦い、共に生き抜く仲間の【絆】の力強さを構築できる場所こそが、富山県商工会青年部連合会である。

 さておき、少子高齢化の波は留まることはなく部員減少を加速させている。県内12単会が一丸となり、困難にも屈しない若き経営者の育成、そして魅力ある商工会青年部を発信し、部員増強を推し進めていかなければならない。また、女性部員の増強にも注力する。少子高齢化で働き手が不足する中、AI等の技術の進展で補ってはいるが、女性の社会進出は益々加速させるべきであり、女性ならではの思考を尊重し取り入れることで、一層、多様性に富んだ新しい商工会青年部を創造する。

 いつの時代も、行動する者こそが変化を起こす。常に【愛顔(えがお)】を絶やさず、未だかつてない苦難を共に乗り越えることで、より力強い【絆】を掲げ、情熱を持ってインパルス活動を推進し、新しい未来、活力ある地域社会の創出を図っていく。

(スローガン)
IMPULSE of PASSION ~愛顔(えがお)を胸に情熱を持ってインパルス活動を~

(重点目標)
1.部員増強並びに組織の活性化と多様化
2.地域振興発展
3.県内外の青年部との交流促進
4.IMPULSE版GoogleWorkspace(GWS)の推進

(本年度事業)
1.組織強化活動の推進
青年部組織の強化、部員意識の高揚を図るため、次の事業を推進する。
(1)部員増強運動の実施
(2)青年部間の連携強化、GWSの活用・情報共有
(3)組織財政強化に向けた協議、共済事業(商工貯蓄・福祉共済・商工会カード)への協力
(4)商工会青年部手帳の全部員配布と必携化の推進
(5)委員会組織の運営による事業推進強化
(6)災害対策マニュアルの充実 

2.提案公募型事業(元気な商工会地域づくり支援事業)の推進
青年部が考える先進的・独創的な地域づくりを提案し、地域活性化に資する事業を実施する。

 

3.研修事業の充実
青年部指導者、青年経営者としての資質向上を図るため、次の事業を実施する。
(1)商工会青年部主張発表ブロック大会並びに県大会の実施
(2)商工会青年部ゼミナールの開催
(3)商工会青年部長研修会の開催
(4)中部ブロック県青連交流研修会への参加(岐阜県)
(5)宮城県青連との交流研修会の開催(富山県)
(6)全青連リーダー研修会への参加 

4.若手後継者等育成事業の実施
資質向上対策事業を中心とした補助事業を企画し効果的に実施する。 

5.総合振興事業の推進
地域活性化を目指して、まちづくり等の推進に積極的な役割を担う。
(1)社会一般の福祉の増進に資する事業の実施
(2)功労者等への表彰の実施 

6.親睦事業の実施
部員相互の親睦と団結を図り、健康づくりに努める。
(1)青年部親睦レクリエーション大会の開催
(2)青年部対抗ゴルフ大会の開催 

7.調査・研究活動事業の実施 

青年部活動を強化・前進させるために、各種の調査・研究等を行う。
(1)商工会青年部実態調査の実施
(2)商工会並びに商工会連合会が行う調査等への協力
(3)商工会青年部の要望事項等の集約
(4)外部団体会議等への積極的な参加 

8.広報活動の推進
青年部活動の活発化と情報提供を目的に、次の広報活動を行う。
(1)ホームページ、Facebookによる情報発信
(2)県青連機関誌『祥光』の発行
(3)県連機関誌『商工会とやま』の活用 

9.会議等の開催・出席
県青連の運営に関して会議等を開催すると同時に、各種の会議に出席する。

(1)富山県商工会青年部連合会関係
 ①通常総会
 ②役員会(正副会長会議、部長会議、監事会)
 ③研修委員会、広報委員会
 ④北陸三県正副会長会議(福井県)
 ⑤中部ブロック正副会長会議(岐阜県)
 ⑥中部ブロック商工会青年部連絡協議会設立総会(岐阜県)
 ⑦全青連関係会議 

(2)富山県商工会連合会関係
 ①商工会連合会通常総会並びに臨時総会
 ②商工会連合会理事会
 ③その他 

10.商工会連合会、全青連等各種事業への参加・協力
(1)商工会青年部全国大会(群馬県)
(2)商工会連合会が行う事業等への参加・協力
(3)全国統一「“絆”感謝運動」「100円玉募金」事業の実施
(4)青年部員・青年部実態調査への協力 

11.ビジネスコミュニティ型事業の推進
40歳以下の地域の若手・女性経営者等のグループによる、地域の雇用や経営者の資質向上、及び生産性の向上と持続的発展、自然災害への対策等を目的に実施する取組を支援するビジネスコミュニティ型補助金を活用し、積極的に事業推進する。 

令和5年4月25日

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